和風モダンなLDKを緑と映画が彩る
グラスウォールを大胆に採用し、軽井沢の豊かな自然が演出するリビング。静かなくつろぎに満ちた空間に眼前いっぱいの特大スクリーンが現れると、迫力の映像音響を楽しめるホームシアターへ鮮やかにシーンチェンジ。このとっておきのサプライズをインストールしたのは、アバック新宿の松本氏と栗原氏です。
驚きの230インチ! スピーカーは美しく見せる
白眉はつなぎ目のない生地でつくられた特大スクリーン。縦横ともに幅いっぱいを算出し、黒マスクのない全白タイプを特注。スコープサイズで230インチ相当を実現しました。プロジェクターはこの大画面の隅々までフォーカス感や色彩を損なわず描写が可能な実力機、ビクター「DLA-V900R」を採用しています。
- 大きなガラス窓から採光したリビングは明るく開放感たっぷり。オーナーの視聴スタイルは夜にシアター、昼にテレビが基本のため、77インチテレビを構造上必要な正面の支柱に固定して設置しています。工夫を凝らして極力物を置かず仕上げることで開放感を両立
サラウンドはスピーカーの数を絞ることで美観と動線を確保した5.1ch。その上で音の迫力も追求するのがプロの腕の見せ所です。フロントスピーカーに採用したKEFのフロア型上位モデル「Blade Two Meta」を軸に、すべてのスピーカーをKEFで揃えて音色を統一。
室内の設計や素材も考慮して音源を適切に配置することでサラウンド感を高めました。さらにフロント3chはスピーカー1基に対してステレオアンプ1基を導入、ブリッジ動作させてモノラル使用に。リアと合わせて計4基のアンプを配置して出力を強化しました。音量を上げても歪みが少なく分離感に優れた音質を実現します。
操作はiPadに一括化
こだわり抜かれた住まいの緻密な設計は、シアターの仕上がりの美しさにも活きています。とくに見せない機器の隠蔽が見事で、ダイニング側にある収納用の造作スペースはその存在すら悟らせません。壁面をリブ状に装飾することで収納扉との境目が見えないようデザイン、また頻繁に扉を開閉する必要がないよう操作はiPadに一括化されています。
くつろぎの家のメインルームにあるシアターは、オーナーの休息の役目を担います。多忙な日々からいっとき離れ、アクションコメディからしっとり家族ものまでオールジャンルに楽しんでいるといいます。美しい住まいをさらに洗練させるシアターです。
写真/水谷綾子
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Y邸ホームシアター概要
ROOM DATA
●住宅形態:戸建(別荘)/新築 ●ホームシアターの広さ:33畳 ●画面サイズ:230インチ(シネマスコープサイズ)+77インチ ●サラウンド:5.1ch ●インストール内容」:機器設置、システムプランニング、ホームオートメーションなど
SYSTEM LIST
●プロジェクター:ビクター DLA-V900R ●有機EL テレビ :ソニー XRJ-77A80L ●スクリーン:キクチ TGE-5050×2557WZ 特注 ● AV プリアンプ:マランツ AV8805A ●パワーアンプ:NUPRIME STA-9X ●フロントスピーカー:KEF Blade Two Meta ●センタースピーカー:KEF Ci3160REFM-THX ●リアスピーカー:KEF Ci200RR-THX ●サブウーファー:KEF KC62 ●ホームオートメーションシステム:CRESTRON CP4 ●メディアストリーミングプレーヤー:APPLE Apple TV 4K
INSTALL SHOP
アバック新宿
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