大画面のセカンドリビング
Mさんの住まいはミサワホームの「蔵のある家」。ホームシアターがつくられたのは、スキップフロアを上がった中二階のセカンドリビングです。柔らかな陽の光が差し、落ち着いた色調のインテリアで統一されたくつろぎ感たっぷりの空間に、機器が美しく調和しています。
新築を計画していた当初は大型テレビを設置するだけの予定でしたが、施工の参考にと訪れた友人宅でホームシアターを体験。大迫力の画と音に感動したMさんは、新しい自宅への導入を決意し、そのまま友人の紹介でサウンドテックを訪れました。
視聴位置を限定しない自由なシステム
インストールを担当したのは宮﨑謙次氏。宮﨑氏は、「家族や友人とカジュアルに楽しめるようなシアタールームにしたい」というMさんの要望に応えるべく、細やかなプランニングを行ないました。
横長の間取りでプロジェクターの投写距離を稼ぐことが難しかったため、宮﨑氏はハウスメーカーと打ち合わせを重ねながら、設置位置を微細に調整。投写距離の短いオプトマの「UHD-55」を選びつつ、若干お部屋の外に出した位置に設置することで、120インチの大画面投写を実現しました。
サウンドシステムは4.1ch。スイートスポットを限定しすぎないよう、あえてセンタースピーカーを省いたといいます。フロントには耳あたりがよく、それでいて歴史あるブランドの威風を感じさせるHERBETHの「HL-Compact7ES-3XD」を選択。自由なスタイルでいい音に浸れる仕様になっています。
家族が思い思いに楽しむ空間
最初のイメージ通り、M邸のホームシアターでは各人がカジュアルに楽しんでいるといいます。Mさんお一人で映画を観ることもあれば、二人のお子さんそれぞれが好きなコンテンツを再生したり、友達を呼んでお泊まり会をしたりすることも。もちろん、家族みんなで使うこともあり、年末のNHK紅白歌合戦は一家揃ってご覧になったのだそうです。
肩肘張らずに自由なスタイルで楽しむこともホームシアターの醍醐味だと改めて実感できる実例です。
写真/加藤淳蒔
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M邸ホームシアター概要
ROOM DATA
●住宅形態:戸建/新築 ●ホームシアターの広さ:約12畳 ●画面サイズ:120インチ ●サラウンド:4.1ch ●インストール内容:機器設置、システムプランニングほか
SYSTEM LIST
〈ホームシアター〉
●プロジェクター:OPTOMA UHD-55 ●スクリーン:オーエス EP-120HM-MRW1-WF302 ●Ultra HD ブルーレイレコーダー:ソニー BDZ-FBT4100 ●AV アンプ:マランツ CINEMA50 ●フロントスピーカー:HERBETH HL-Compact7ES-3 XD ●スピーカースタンド:HERBETH HSS-7C ●リアスピーカー:MONITOR AUDIO C265 ●サブウーファー:KEF KC62 ●ラック:QUADRASPIRE Q4D VENT
〈リビング〉
●テレビ:パナソニック TH-65JZ2000 ●プリメインアンプ:ARCAM SA-30 ●スピーカー:SONUS FABER Lumina III
INSTALL SHOP
サウンドテック
〒747-0808
山口県防府市桑山2丁目11-32
TEL:0835-21-5555
営業時間:10:00 – 18:00
定休日:水曜日、第1・第3火曜日
http://www.sound-tec.com/















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