VGP phileweb

  • SONY VGPアワード2019
    「批評家大賞」授与式レポート PART2
    ソニー
    有機ELテレビ
    A9Fシリーズ

    取材・執筆 / 平野勇樹(ホームシアターCHANNEL編集部)
    2019年4月17日更新

批評家大賞に輝いたソニー「A9F」

「VGP」は30年以上の歴史を持つ、国内最大級のオーディオ・ビジュアル・アワードです。専門媒体で活躍する評論家と、日本全国のショップスタッフからの投票によって、ベストバイ商品を選定しています。

VGP事務局に寄せられた2000を超えるエントリー商品の中から、評論家だけで選ぶ画質・音質に優れた今期のベストプロダクト、すなわち「批評家大賞」に選ばれたアイテムのひとつが、ソニーのフラグシップ有機ELテレビ「A9F」シリーズです。

ソニー有機ELテレビ「A9F」

この結果を受けて、東京・大崎にあるソニーホームエンタテインメント&サウンドプロダクツ株式会社で、VGPアワード2019「批評家大賞」の授与式が行われました。

感性の領域にまで踏み込む高画質

冒頭、VGPアワードで審査委員長を務める大橋伸太郎氏は「<何も足さない・何も引かない>、<ディレクターズ・インテンション>という言葉自体は様々なところで目にしますが、この有機ELテレビの画質を見て、ソニーの“From lens to living-room”というスローガンは、一歩踏み込みが深いものなのだと実感させられました。すべての映像は、それぞれのカットにクリエイターの意図があり、ソニーはこの感性の領域にまで踏み込んでテレビの画づくりをおこなっていることが伺えました。ソニーのグループ会社としての総合力とテレビ技術。この両輪が「A9F」を生み出したのだと思います」とコメント。

VGPアワード2019批評家大賞の表彰盾を手渡す大橋伸太郎氏(左)とソニーホームエンタテインメント&サウンドプロダクツ株式会社 HES商品戦略室の長尾和芳氏(右)。

それを受けてソニーホームエンタテインメント&サウンドプロダクツ株式会社 HES商品戦略室の長尾和芳氏は、「『A9F』シリーズは画音一体というコンセプトで開発してきました。クリエイターに近づいて、クリエイターとお客さまをつなぐ。テレビはまさにそのような商品です。そういった意味でも、クリエイターの意図がきっちりお客さまに伝わるような画作りと音作りを『A9Fシリーズ』でもしっかりやってきました。今後も良い商品を市場に届けていきたいと思います」と、コメント。その後、映像音響部会の批評家全員が出席のもと、表彰盾の授与が行われました。

映像の作り手であるクリエイターの制作意図を完全に再現すべく開発された、ソニー「A9F」。MASTER Seriesの名を冠したフラグシップにふさわしい、新世代高画質プロセッサー「X1 Ultimate(エックスワン アルティメット)」と有機ELパネルが生み出す圧倒的な高画質、そしてテレビ画面から音が出る「アコースティック サーフェス オーディオプラス」によるハイクオリティなサウンドの掛け合わせは、ユーザーに驚きに満ちた映像体験をもたらすことは間違いありません。これまでのテレビの常識を覆す、新時代の臨場感がここにあります。

・Netflix画質モードも注目!

なお、ソニー「A9F」で新しいトピックのひとつが、Netflixの色彩研究者とともに開発した「Netflix画質モード」が搭載されたことです。放送やディスクだけでなく、配信コンテンツも高画質で楽しめることは、これからの時代を見据えた取り組みとして注目すべきトピックです。

https://www.phileweb.com/news/d-av/201811/30/45821.html

VGPアワード映像音響部会の審査員6名(大橋伸太郎氏、鴻池賢三氏、岩井喬氏、海上忍氏、折原一也氏、林正儀氏)と、授与式にご参加くださったソニーのみなさん(細見拓馬氏、長尾和芳氏、井川直樹氏、前芝洋明氏)