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レビュー

  • INAKUSTIK「HDMI 2.1 OPTICAL FIBER CABLE」 新世代の映像技術を牽引する
    8K対応を果たしたHDMIケーブル
    光ファイバーだから長尺でも安定した伝送が可能

    VGP 取材・執筆 / 林正儀
    2020年12月22日更新

    • VGP審査員
      林 正儀

ドイツ製の最新チップを搭載したHDMIケーブル

  • HDMIケーブル
    INAKUSTIK
    「HDMI 2.1 OPTICAL FIBER CABLE」

30年以上の歴史を誇るドイツブランドのインアクースティックは、長年のノウハウを光ファイバー採用のHDMIケーブルに活かし、8K対応を果たしたのが「HDMI 2.1 OPTICAL FIBER CABLE」です。
ドイツ製の最新チップによって、最大48Gbpsのデータレート出力に対応し、8Kのフルスペック伝送を実現。HDR信号はHDR10+をサポート、イマーシブサウンドを楽しむ上で注目されているeARCにもケーブル長さ30mまで対応しました。
端子部は24kゴールドメッキ、さらに堅牢なソリッド・メタル・プラグを採用。ケーブルの内部は、オプティカルファイバーと電源供給用のメタル線、繊維状のケブラーをまとめ、別途USBで電源供給を必要とせずに使えます。本モデルは、VGP2021の「HDMIケーブル(5.0m以上)」で部門金賞を獲得しており、画質や音質についても確かなクオリティを持ちます。

  • HDMI 2.1 OPTICAL FIBER CABLEは、HDMI 2.1のデータレートの最大48Gbps伝送が可能。8Kフルスペックの伝送を実現しており、高画質フォーマットを安心して伝送できるHDMIケーブルとして圧倒的な信頼度を誇ります。

ホームシアターで必要な長尺にも応える優秀機

プレーヤーにパナソニック「DP-UB9000」、プロジェクターにベンキュー「HT3550i」を用いて視聴しました。4K UHD ブルーレイの作品では、超高解像度で見通しがよくノイズレス。色域の広さ、光と影の描きわけも巧みで緻密です。輝度表現は、ピーク輝度までたっぷりと伸びきった表現力で、HDR感がますます高まります。

音質もチェックしました。ドルビーアトモスの再生は、映画作品では移動感がとてもシャープで包囲感は密度が高いです。コンサート作品は、瑞々しいハーモニーと豊かな残響が印象的です。最大で100mまで揃える本モデルは、あらゆる場面で長尺が必要とされるホームシアターで第一の選択肢になるモデルです。

  • ホームシアターでは、プレーヤーとプロジェクターなどの距離が離れていて、8mや10mなどの長尺のHDMIケーブルを導入する場合が多いですが、インアクースティックは測定機材を用いて、信号の伝送が安定して行えているかを長尺モデルでも検証しています。

SPEC

NAKUSTIK「HDMI 2.1 OPTICAL FIBER CABLE
●ケーブル径:4.0mm ●帯域幅:最大48Gbps(8K/60p、4:4:4、HDR10+、eARC、HDCP 2.3) ●ラインアップ( 税抜価格):1m→¥37,000、2m→¥39,000、3m→¥41,000、5m→¥43,000、8m→¥48,000、10m→¥51,000、15m→¥57,000、20m→¥63,000、30m→¥75,000、50m→¥98,000、70m→¥113,000、100m→¥120,000 ※30m以上は受注発注