CONTENTS
・美しさと機能性が同居したリビングシアター
・音声操作やセキュリティもプランニング
・“見せる”と“隠す”のテクニック
・各部屋のテレビと廊下にもスピーカーを
・山下邸ホームシアター概要
美しさと機能性が同居したリビングシアター
近年、平屋を選ぶ人が増えています。施主の山下さんも、老後のこと、長期に暮らすことなどを考慮し、上に高くするよりも土地を広く確保し、平屋をつくる選択をしたといいます。そのかいあって、リビングは写真の通りの開放感溢れる空間に。木のぬくもりを大切にしつつも、オーナーのセンスのよさを感じるインテリアも相まって、ため息が出るほどに美しいリビングシアターがここにあります。
- 開放的な平屋の家を選択した山下さん。長期優良住宅で200年もつように設計されています。
- 視聴位置後方にはキッチンがあります。生活動線をしっかり確保するために、スピーカーはすべて埋め込んでいます。リビングの天井中央には構造上の梁が見えますが、スピーカーは事前検討していたこともあり、きれいにシンメトリー配置されています。
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音声操作やセキュリティもプランニング
「ホームシアターは家を作っている途中に、リビングに美しく収まったらと思い、カーオーディオでお世話になっているクァンタムさんを訪ねました」(山下さん)。
インストールしたのは、カーオーディオの名店でもあるクァンタムの代表、土屋和之氏です。モットーは「自分で使って本当によかったものをお薦めする」と語る通りに、土屋氏の自邸はホームシアターの実験場になるほど! 興味の範囲はオーディオ・ビジュアル機器に留まらず、音楽配信や音声操作、セキュリティシステムなど多岐に渡ります。それらアイテムを山下さんにも試してもらい、プランニングを固めていきました。
- コンテンツに合わせてスクリーンで観るかテレビで観るかを使いわけています。
- 音楽もUSBメモリーにハイレゾ音源をいれて再生したり、音楽ストリーミングサービスのApple MusicやAmazonMusicで楽しんだりしているとのこと。
“見せる”と“隠す”のテクニック
まず目を引くのは、フロントスピーカー。リビングの顔になるこのスピーカーは、デンマークの高級スピーカーブランドDYNAUDIO「CONFIDENCE C4 Platinum」です。センタースピーカーも同じCONFIDENCEシリーズで揃えた以外は、生活動線を確保できるようにスピーカーはすべて埋め込んでいます。スクリーンは100インチ。プロジェクターは4Kモデルのエプソン「EH −TW8300W」を、昇降機に入れて隠すなど、デザイン的に魅せたいアイテム以外はとことん隠しています。
- 空間の雰囲気を損ねないように、ボックスを用意してスクリーンケースを隠しています。また、スクリーンはサイドテンションタイプを選び、こちらも長期に渡って平滑性が保たれるようにしています。
- プロジェクターは画質を重視して、エプソンの4Kモデル「EH-TW8300W」を土屋氏はレコメンド。
- キッチンとの距離が近いこともあって、昇降機を使ってきれいに隠しています。
- DYNAUDIO(ディナウディオ)の最上位シリーズから「CONFIDENCE C4 Platinum(Mocca)」をフロントスピーカーに選択。住友林業のつくるラグジュアリーな空間イメージにあわせて、プレミアムモデルを選びました。
- 2AVアンプなどの機器は前面にラックを造作し、収めています。排熱用のスリットが入っているなど、土屋氏のアイデアが盛り込まれています。
各部屋のテレビと廊下にもスピーカーを
また、エンターテインメントを家のどこでも不自由なく楽しめるように、各部屋にテレビを導入。各部屋を繋ぐ廊下には音楽配信できるようにスピーカーを埋め込むなど、山下さんの理想を叶えていきました。「私と長女は、主にNetflixで映画を観ていますね。家族で観る時もありますが、妻と長男はhuluでドラマを観たり、アニメも楽しんだりしています。テレビが複数あることで、来客も楽しんでくれますし、自分たちも眠くなったら続きを寝室で観る、という使い方ができて便利です」と、システムをかなり使いこなしているご様子。さらにトレーニングルームでは、音楽のリズムに合わせて筋力トレーニングをするなど、普段の生活にエンタメは欠かせないものになった。ライフスタイルを変えるパワーがあるホームシアター。そんな魅力あふれる暮らしをあなたも始めてはいかがでしょうか。
- テレビが壁掛けされているのは、ご夫婦の寝室と奥様のプライベートスペース、来客を招く和室、家族で食事をするダイニングの4箇所。
- さらにリビングの隣の廊下とエントランスには音楽配信用にスピーカーが埋め込まれています。
- 機器の操作は「Google Nest Hub」を使って音声操作しています。写真はキッチンの様子で、奥様がレシピ検索にも使っていますが、機器がある空間にはスマートスピーカーも設置するなど、アクセスできるポイントを各所に設けています。
- ホームシアター機器は声で入力された情報を写真の「Nature Remo」に送り、操作できるようにしています。これら音声操作のシステムは、山下さん自身で組んだというから驚きです!
- 今回取材を受けてくれた山下さんご夫婦。映画にドラマに音楽に、家じゅうにエンタメが溢れる暮らしに大満足とのこと!
- インストールを担当したのはホームシアター茨城クァンタムの土屋和之氏。
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山下邸ホームシアター概要
ROOM DATA
●住宅形態:戸建/新築 ●家族構成:夫婦+子ども+母 ●ホームシアターの広さ:約18.5畳 ●画面サイズ:100インチ+65インチ ●サラウンド:5.1.2ch ●インストール内容:機器設置、システムプランニング、音楽配信、造作家具アドバイス、音声操作アドバイス ほか
SYSTEM LIST
●プロジェクター:エプソン EH-TW8300W ●スクリーン:オーエススクリーン STP-100HM-MRK3-
WF302 ●有機ELテレビ:ソニー KJ-65A1 ●ブルーレイレコーダー:ソニー BDZ-ZT3500 ●AVアンプ:ソニー STR-DN1080 ●フロントスピーカー:DYNAUDIO CONFIDENCE C4Platinum ●センタースピーカー:DYNAUDIO CONFIDENCECENTER ●リアスピーカー:DYNAUDIO STUDIO S4 C65 ●トップミドルスピーカー:DYNAUDIO STUDIO S4 C65 ●サブウーファー:DYNAUDIO SUB6 ●音楽配信用スピーカー:SpeakerCraft Profile AIM7 DT Three×4 ●カスタマイズリモコン:Nature Nature Remo ●音声操作用デバイス:Google Google Nest Hub
INSTALL
ホームシアター茨城 クァンタム
〒302-0128
茨城県守谷市けやき台3-12-7
TEL:0297-45-0099
https://www.canon-net.com/