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レビュー

  • いまこそテレビでホームシアターを!
    サウンドバー特集 2021 SPRING PART2
    5万円以上(ミドルクラス)

    VGP 取材・執筆 / 野村ケンジ
    2021年4月7日更新

    • VGP審査員
      野村ケンジ

「5万円以上」のモデルを一斉比較レビュー!

「サウンドバー特集 2021 SPRING」のPART2では、「5万円以上」のモデルを一斉試聴レビュー。このグレードでチェックしてほしいのが、最新音声フォーマットへの対応です。最近は、Netflixなどのストリーミング配信でもドルビーアトモスなどの立体的なサラウンド、イマーシブサウンドに対応したタイトルが登場していますので、映画をメインに楽しみたいならば要チェック項目。いっぽうで、音楽をよく聴くという人には、音楽配信とのマッチングがよい製品を選ぶという手段もあります。よく観る、よく聴く作品との相性も、しっかりチェックしたいところです。5万円以上のモデルは、優秀モデルばかり。大いに満足してもらえるはずです!

  • 2chステレオや5.1chサラウンドとは異なり、高さ方向の情報まで加えて、より立体的なサラウンドへと発展させた新しい音声フォーマット「ドルビーアトモス」や「DTS:X」に対応したモデルも多くあります。Ultra HDブルーレイのパッケージソフトに加えて、動画配信サービスでの採用例、映画やドラマ、音楽ライブなどのコンテンツも増えてきていますので、ぜひチェックしておきたい項目です。
  • サウンドバーを大画面テレビと接続して便利に使いこなすために、HDMI端子にもご注目を。ARC(オーディオ・リターン・チャンネル)に対応したモデルであれば、面倒な切り替え操作不要で、テレビのリモコンで音量が調節できるようになります。eARC端子なら、ドルビーアトモスなどロスレスのHDオーディオにも対応できます。なお、HDMIケーブル側もARC/eARC対応の製品を選ぶこともお忘れなく。

BOSE「Smart Soundbar 300」〜ボーズらしい音を、さらに快適に

  • BOSE
    Smart Soundbar 300
    ¥55,000(税込)

4 基のフルレンジドライバーと1 基のセンターユニットを搭載しつつ、コンパクトなサイズに纏めた製品。ドルビーアトモスに対応で、Wi-FiとBluetoothの両ワイヤレス機能が搭載され、様々な機器と接続できるほか、独自のVoice4VideoテクノロジーによってAlexaの音声機能を拡張していて音声で様々な操作を行うことができます。

ファンの期待を裏切らないボーズらしいサウンドで、メリハリがしっかりしていて、それでいて音色傾向はナチュラル。低域がそれほど伸びているわけでもないのに迫力はあって、絶妙なチューニングでした。使いこなしの面でも、センタースピーカーの音量調整ができる点も便利です。

  • Wi-Fi ○
    Bluetooth ○
    HDMI(ARC) ○
    ドルビーアトモス ○
    DTS:X -
    アプリ ○

DENON「DENON HOME SOUND BAR 550」〜サウンドマスターの新たな挑戦

  • DENON
    「DENON HOME SOUND BAR 550」
    ¥OPEN(実勢価格8万円前後)

好評の「DHT-S216」の兄貴分となる、新作プレミアムサウンドバー。今回もサウンドマスター山内氏が音質監修。すべて新開発となる2ウェイ6スピーカーに加えて、3 つのパッシブラジエーターを搭載。立体音響の再現性もさらに高めるべく、ドルビーアトモスやDTS:Xのほか、各種バーチャル3Dサラウンドにも対応しました。そのほかWi-FiとBluetoothの両ワイヤレス機能を搭載、独自ネットワーク技術「HEOS」も採用するなど多機能ぶりも光ります。

試作機の段階での試聴でしたが、メリハリのはっきりしたフォーカスのいいサウンドで素性のよさを実感できました。ステレオ音源が得意なDHT-S216に対して、映画などとの相性も向上させた万能モデルというイメージです。

  • Wi-Fi ○
    Bluetooth ○
    HDMI(eARC) ○
    ドルビーアトモス ○
    DTS:X ○
    アプリ ○

SHARP「8A-C22CX1」〜破綻の少ない丁寧な表現

  • SHARP
    「8A-C22CX1」
    ¥OPEN(実勢価格8万円前後)

シャープ製8K大画面テレビとの組み合わせを想定したサウンドバー。幅1200mmある本体には3ウェイ構成のスピーカーを搭載し、これにサブウーファーが組み合わされている。また、8K 22.2ch音声入力にも対応し、独自の立体音響技術「OPSODIS」と組み合わせてサラウンドを実現。「INDOORSPORT」など個性的なサウンドモードもユニークです。

破綻の少ない丁寧な表現のサウンド。サブウーファーがセットとなった製品ですが、重低音の迫力よりも総合的な音質や帯域バランスを追求したイメージ。音の広がり感や音場表現は上出来といえるレベルで、ライブ会場のステージの広さも如実に伝えてくれます。

  • Wi-Fi -
    Bluetooth ○
    HDMI(ARC) ○
    ドルビーアトモス ○
    DTS:X -
    アプリ -

SONOS「ARC」〜会場の広さに加えて熱気まで

  • SONOS
    「ARC」
    ¥119,680(税込)

ソフトウェア開発にも力を入れている、米国ブランドSONOSのサウンドバー。本体に11 基のスピーカーを搭載することで、ドルビーアトモス対応となる3.1.2chサラウンドを実現しています。また、別売りのスピーカーやサブウーファーを後からでも追加でき、さらなる臨場感を追求できたり、家じゅうを音楽で満たすマルチルームシステムに発展させることもできたりします。独自の音場補正機能TruePlayの搭載や、音声操作対応など先進機能も光ります。

解像感と厚みがある、バランスのよい上質なサウンド。音のつながりもスムーズで、多彩な表現を持ち合わせています。たとえばライブ会場からは広さだけでなく熱気まではっきり伝えてくれるような絶妙なチューニングです。

  • Wi-Fi ○
    Bluetooth -
    HDMI(eARC) ○
    ドルビーアトモス ○
    DTS:X -
    アプリ ○

SONY「HT-G700」〜完成度の高さも、使いこなしの幅も

  • SONY
    「HT-G700」
    ¥OPEN(実勢価格6.5万円前後)

サウンドバー本体は幅1メートル弱で、ワイヤレスサブウーファーをセットに。本格的な機能と設置性のよさをギリギリのラインで両立させた、ソニーの渾身作。ドルビーアトモスやDTS:Xへの対応はもちろん、独自のバーチャルサラウンド技術を搭載。HDMIはeARC対応、Bluetoothも搭載するなど、とにかく多機能。オートを含めて4 つのサウンドモード、ナイトやボイスなど3 つのサウンドエフェクト、4つのバーチャルサラウンドモードもあって、映画も音楽も存分に楽しめる懐の深さがあります。

映画コンテンツでは音場表現にところどころ人工的な表現が感じられるときがあるものの、音楽コンテンツは、素直な音色ともマッチして楽曲本来の魅力を存分に楽しむことができます。

  • Wi-Fi ○
    Bluetooth ○
    HDMI(eARC) ○
    ドルビーアトモス ○
    DTS:X ○
    アプリ -

野村ケンジが選んだベストバイは?

PART2「5万円以上」では、サラウンド再生だけでなく、ドルビーアトモスやDTS:Xなどのイマーシブサウンドに対応した「eARC」搭載のモデルを含む全5モデルをレビューしました。

5万円以上では、サブウーファーが別筐体となっているソニー「HT-G700」の総合力の高さが印象的でした。映画も音楽ライブも臨場感があって、音楽再生も違和感なくこなす万能選手といえます。シャープは8K22.2ch対応の個性派です。設置性に優れたワンボディのサウンドバーとしては、試作機の段階ながらデノン「DENON HOME SOUND BAR 550」が好印象でした。美しいスタイリングと洗練された使い勝手も光る、ボーズやソノスの新製品も魅力的な選択肢です。

SPEC

BOSE「Smart Soundbar 300
●総合出力:非公開 ●スピーカー構造:非公開 ●ユニット構成:トゥイーター×1、フルレンジ×4 ●接続端子:HDMI出力×1、光デジタル音声入力×1、サブウーファー音声出力×1、IR、microUSB ●外形寸法:695W×56H×103Dmm ●重量:3.2kg

DENON「DENON HOME SOUND BAR 550
●総合出力:非公開 ●スピーカー構造:4.0ch ●ユニット構成:19mmトゥイーター×2、55mmフルレンジ×4、50mm×90mmパッシブラジエーター×3 ●接続端子:HDMI出力×1、HDMI入力×1、光デジタル音声×1、ステレオミニ、LAN、USB ●外形寸法:650W×75H×120Dmm ●重量:3.3kg

SHARP「8A-C22CX1
●総合出力:400W ●スピーカー構造:2.1ch ●ユニット構成:20mmトゥイーター×2、20mmミッドレンジ×2、40mm×70mmウーファー×4、57mmウーファー×2、160mmサブウーファー ●接続端子:HDMI出力×1、HDMI入力×1、光デジタル音声入力×1、ステレオミニ×1、IR、USB ●外形寸法:1200W×69H×140Dmm(サウンドバー)、261W×337H×261Dmm(サブウーファー) ●重量:4.5kg(サウンドバー)、7.2kg(サブウーファー)

SONOS「ARC
●総合出力:非公開 ●スピーカー構造:3.0.2ch ●ユニット構成:トゥイーター×3、フルレンジ×8 ●接続端子:HDMI出力×1、光デジタル音声入力×1、LAN×1 ●外形寸法:1141.7W×87H×115.7Dmm ●重量:6.25kg

SONY「HT-G700
●定格出力:400W ●スピーカー構造:3.1ch ●ユニット構成:45mm×100mmフルレンジ×3、160mmサブウーファー×1 ● 接続端子:HDMI出力×1、HDMI入力×1、光デジタル音声入力×1、USB ●外形寸法:980W×64H×108Dmm(サウンドバー)、192W×387H×406Dmm(サブウーファー) ●重量:3.5kg(サウンドバー)、7.5kg(サブウーファー)

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