ホームシアターのプロが、映画館のある家づくりに役立つ知識・ノウハウをお届けしていく連載企画。
後悔しないホームシアターづくりのために、ぜひお役立てください!
プロジェクターはどんな製品があるの?
「予算別に大きく3タイプに個性がわかれます」
ひと昔前に比べ、プロジェクター製品は多様化していて、予算やライフスタイル、目的に応じて選びやすくなっています。大別すると3タイプ。最も手軽な「ライフスタイル系」、次に、価格を抑えつつも画質を重視した「リビング据え置き型」、そして、専用室向けで最高の超高画質ホームシアター体験をもたらしてくれる「ハイエンド4K/8Kモデル」といったところです。
「ライフスタイル系」は、いいかえると、画質よりも、用途や住環境を優先し、それに柔軟に対応できて価格も10万円以内に収まる比較的手軽なもの。生活を彩る製品といえます。「リビング据え置き型」は、映像が明るく映像クオリティも重視した製品で、4K対応タイプも選ぶことができます。「ハイエンド4K/8Kモデル」は、高精細でHDR映像の醍醐味も楽しめる高いコントラスト性能も魅力。代表的なのはビクターの反射型液晶デバイス(D-ILAデバイス)を用いた製品で、映画館を超える高画質体験も夢ではありません。
- POPIN
「popIn Aladdin 2」
プロジェクターというと、室内で壁に向かって映像を投写するもの。そうした既成概念を覆す新しい楽しみ方ができる製品が増えています。人気のシーリングライトと交換して設置できるpopIn Aladdinはまさにその一例です。その他、バッテリー内蔵のポータブルプロジェクターも登場しており、普段は室内で楽しんで、休日はアウトドアに持ち出して使うなんて楽しみ方も広がります。
- BENQ
「TK700STi」
NetflixやAmazon Prime Videoなど動画ストリーミングサービスでもオリジナルコンテンツを中心に、4K/HDR映像が増えてきています。そんな優秀コンテンツを手軽に楽しめるAndroid TV搭載の4Kプロジェクター、さらにPlayStation 5の4K/120Hz出力と繋げて楽しめる4K対応のゲーミングプロジェクターも登場しています。機能性と高画質を兼備した優秀機にも目が離せません。
- VICTOR
「DLA-V90R」
ビクターブランドから2021年、8K/60Hzの信号の入力に対応した8Kプロジェクター「Vシリーズ」が登場します。映画館クオリティである4Kを超える高精細映像を自宅で思いっきり楽しめるようになります。こうしたハイエンドモデルの多くは、HDR映像を最適化する技術を備えたり、映画作品に多い暗部階調の再現にも優れたりしますので、映画製作者の意図を余すことなく表示することができます。
このギモンに回答してくれた専門家
鴻池賢三 氏
VGP審査副委員長
オーディオ・ビジュアル評論家
メーカーにてAV機器の商品企画職、アメリカ・シリコンバレーのデジタルAV機器用ICを手掛けるベンチャー企業を経て独立。THX/ISF認定のホームシアターデザイナーとしても活躍する。