家の中の“音”を区切って空間を使いやすく
大和ハウスは、ライフスタイルを「生き方」からデザインする「LiveStyle Design(リブスタイルデザイン)」をビジョンにした提案を行っています。その一環として「音を自由に、音から自由に」をコンセプトに、快適防音室&静音室として新たに「音の自由区」の販売を開始しました。
かねてより防音性能について研究を重ねていた大和ハウス。同社の手がけるようなプレハブ住宅は元来気密性が高く、音を外に漏らさない「遮音」構造は作りやすいのですが、そのぶん音の逃げ場がないともいえます。
そのため膨らんだ低音をどう吸収するか、心地よい響きをどう実現するかといった“調音”についてトータルで提案してきた「奏でる家」は、ホームシアターユーザーの強い味方でした。
- 「奏でる家」の防音室をつくり、ホームシアターをインストールした実例。快適防音室「奏でる家」「奏でる家+」では、独自に開発した音響アイテムを室内に設けることで、低音から高音まで美しい響きを奏でることができます。天井が高く、開放感のある部屋づくりができるのも大きな魅力のひとつです。
それに対し、昨今、家族の価値観が多様化したことにあわせて「1人ひとりの扱う音を区切る」という考え方を示したのが「音の自由区」です。いわば、大和ハウスが長年研究してきた「奏でる家」という快適防音室に、「やすらぐ家」という快適静音室をラインアップに組み入れ、その家に住まう家族1人ひとりに合った自由な提案をしていこうとするものです。
- 新しくラインアップに加わった快適静音室「やすらぐ家」は、屋外の交通騒音や室外の生活音などを減音し、図書館のように静かで集中できる、心地よい音空間をつくることができます。画像は「やすらぐ家」に「静音スクリーン」を組み合わせた例。隣室のようすをうかがいながら、集中できる静音室となっています。
- 「音の自由区」グレード表。ライフスタイルや用途に合わせて、防音のグレードを選択できます。
「出さないように気をつかっている音」から自由に
気兼ねなく楽器や曲を演奏したり、好きな曲で踊ったり歌ったり、ゲームやSNSへ動画をアップしたりする一方で、リモートワークしたり、勉強に集中したりする家族にも配慮する…コロナ禍を経て、「ご近所に気兼ねすることなく家族みんなでリビングシアター」というシンプルな構図だけではなくなったようにも思います。
そんなことを考えさせる資料があります。
大和ハウス工業が今年1月23日〜25日にインターネットを通じて、全国男女20〜69歳の戸建住宅購入者/検討者に対し、音に興味関心のある1,000人を対象として家の中で「気になる音」または「気をつかう音」に関する調査を実施したところ、「音ストレス」を感じている人が非常に多いことがわかったのだそう。
「聞きたくない音」としては「アイドリングや空ふかしの音」「選挙や商業宣伝のスピーカー音」など屋外からの騒音が上位を占めるのに対し、「出さないように気をつかっている音」は「テレビやスマホから出る音」「楽器の音」など、むしろ同じ家に住むほかの家族に対する“パーソナルな室内音”であったといいます。
- また防音室があったらやってみたいこととしては「カラオケ」「映画鑑賞」「楽器演奏」「動画鑑賞」「音楽鑑賞」といった項目が並び、ホームシアターユーザーを夢見る音好き家族の姿が見えてきます。
「このような部屋があったら毎日幸せ」(May.J)
- プロモーション企画として「音を自由に、音から自由に」というコンセプトに基づいたWEBムービーも公開。
歌手のMay.Jは次のようにコメントしています。
「私は歌の練習を毎日かかさずやっているのですが、家の中で歌うとなると、隣の人に迷惑になるかもと気をつかってしまうので、お風呂で歌うようにしています。でも、本当は隣の人に聞こえているのではないかと心配になっていることもあります。
大和ハウスの快適防音室『奏でる家』は部屋の中に入るところから、しっかりと防音されていることに驚きました。部屋の中に入った時に、防音室って今までのイメージだと音が吸われてしまう印象があったのですが、すごく響くんですよ。歌の練習もしやすいし、音の環境も素晴らしくて、感動しました。
このような部屋があったら毎日幸せですね。ぜひみなさんも、展示場にきて体験いただけたら嬉しいです」