モノトーンの美しい空間
モノトーンで美しくコーディネートされた、ラグジュアリーなリビングシアター。しかし、よく目を凝らしてみると、こだわりの数と深さに気が付き、圧倒されてしまいました。
- 視聴位置後方。プロジェクターは、黒の引き締まったネイティブコントラストの高い映像に惹かれて、ビクター「DLA-V80R」を選択。天吊金具もこだわりで選んだキクチ「SPCMF-180」。デザインがスタイリッシュで、ダイヤル式の角度調整機構もついています。
インテリアは損ねずに究極の音と映像を追求
まず、スクリーンは「可能な限りの大画面」、170インチ! プロジェクターは8K高画質を実現する「DLA-V80R」です。スピーカーはBOWERS & WILKINS「804D4」。そもそもはトランペットを演奏される奥様が、さまざまなスピーカーを聴き比べて、このブランドの音色に惚れ込んだことがオーディオ趣味のスタートだそうで、ホームシアターの導入をきっかけに、いよいよフラグシップの導入に踏み込んだそうです。よくみると、スピーカーの足元にはオーディオボード、周囲には空間と調和するルームチューニング材が配置されています。さらにAさんにお話を伺っていくと、なんと電源まわりのノイズ対策のために、分電盤までオリジナルで設計しているというではありませんか!
- 写真上/スクリーンはなんと170インチ! ソファやテーブル、スタンドライトなどの家具は、ボーコンセプトで選んだといいます
写真下/テレビは壁掛けに。壁面にはLIXILのエコカラットを敷き詰めて、空間のアクセントに
また、大音量が出せるように、リビングながら簡易防音も施されています。室内にも室外にも音漏れさせたくないということで、遮音性を高めるため、入口のドアはがっしりとしたタイプに。折り下げ天井に照明が仕込まれていますが、この造作を生かして、トップスピーカーを埋め込み設置しています。通常、防音設計にすると、開口部を設けられないので、天井にスピーカーを埋め込むことはできません。トムテックのインストーラー浅田氏は、こうしたアイデアの数々でAさんご夫妻の夢のホームシアターづくりをサポートしていきました。
これからも進化し続けるリビングシアター
時間帯を気にせず、音と映像を楽しめるから、Aさんご夫妻の利用頻度はとても高く、お気に入りの映画や音楽はもちろん、アニメやゲームまで、毎日のように大画面を楽しんでいるそう。羨ましい!
さらに完成してからも、ご主人はケーブルなどを交換してみたりと、音や映像のクオリティへの探究心が尽きないそう。細部にまでこだわり抜き、そして進化し続ける、唯一無二のリビングシアターです!
- 「SwitchBot」を活用して、ホームシアターの機器はもちろん、照明やカーテンまで、スマホから操作できます。Alexaによる音声操作も可能です。オーナーのAさんが、赤外線リモコンで動かせるアイテムをご自身でプログラムに組み込んだといいます
写真/水谷綾子
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SPEC
ROOM DATA
●住宅形態:戸建/新築 ●ホームシアターの広さ:約39畳 ●画面サイズ:170インチ ●サラウンド:6.1.6ch ●インストール内容:機器設置、システムプランニングほか
SYSTEM LIST
●プロジェクター:ビクター DLA-V80R ●スクリーン:グランビュー 170インチ電動 ●テレビ:ソニー XRJ-85X90L ●ブルーレイレコーダー:パナソニック DMR-ZR1 ●AV プリアンプ:マランツ AV10 ●マルチチャンネルパワーアンプ:ヤマハ MX-A5000 ●プリアンプ:アキュフェーズ C-2900 ●パワーアンプ:アキュフェーズ A-48 ●フロントスピーカー:BOWERS & WILKINS 804D4 ●サラウンドスピーカー:KEF T301 ●トップスピーカー:BOWERS & WILKINS CCM362 ●サブウーファー:イクリプス TD520SW ●ゲーム機:ソニー PlayStation 5
INSTALL SHOP
ホームシアターのトムテック
〒169-0075
東京都新宿区高田馬場1-16-15-1F
TEL:03-3200-4450
営業時間:10:00 – 20:00
定休日:年末年始
http://www.e-hometheater.jp/