6.6畳のお部屋を防音室にリノベ
徹底的に「黒」にこだわって映像世界に没入できるようにし、さらに専用シートまで完備。ここはもう立派な映画館です。そんなホームシアターファンなら誰もが憧れる個人劇場をつくったのは、熊本県にお住まいのGさん。新しい作品が上映されると、監督や作曲家などの過去作までしっかり追いかけるという筋金入りのシネフィルです。
そんなGさんは自宅マンションのリフォームを機に、ストレージルームになっていた6.6畳の部屋をホームシアタールームにリノベーションしようと計画を立てました。本誌などを参考にダイナミックスカスタマイズの門を叩いたといいます。相談を受けた同店の小山拓郎氏は、マンションということから防音工事も含めたホームシアターリノベーションの計画を立てることに。防音工事は小山氏が以前から仕事を共にするスペースデザインベース熊本に依頼。小山氏は全体のプランニングに加えて、機器レイアウトの図面作成などインストールを担当しました。
空間を巧みに活用してアトモスを実現
「プロジェクターはお店で視聴したビクターの『DLA-V50』にしました。このプロジェクターを入れたかったので、もともと収納があった場所を活用して設置してもらうなど、機器のレイアウトはCAD図を作成いただき、小山さんと一緒に検討しました」(Gさん)。
完成したホームシアターは、7畳弱という空間を巧く活用した空間に仕上がっています。スクリーンは壁面ギリギリの95インチを特注し、4K映像を投写。スピーカーは部屋の容積を考慮して、やや小ぶりなKEFの「R5 Meta」をフロントに選択。リアスピーカーやハイトスピーカーは設置性の高さと癖のないサウンドからイクリプスの「TD508MK4」と「TD307MK3」をミックスした5.1.4ch構成です。
いつでもベストポジションで鑑賞できる
完成後は好きだった映画館通いも頻度が激減。ベストポジションで観られるホームシアターの虜になっているとのこと! 映画に集中できる専用ルームにしたからこそ、利用頻度も落ちない大満足の結果になりました!
写真/加藤淳蒔
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G邸ホームシアター概要
ROOM DATA
●住宅形態:マンション/リフォーム ●ホームシアターの広さ:約6.6畳 ●画面サイズ:95インチ ●サラウンド:5.1.4ch ●インストール内容:機器設置、システムプランニング、防音工事 など
SYSTEM LIST
●プロジェクター:ビクター DLA-V50 ●スクリーン:オーエス EP シリーズ 95インチ特注(WF204) ●Ultra HD ブルーレイレコーダー:パナソニック DMR-4W200 ●AV アンプ:デノン AVR-X4800H ●フロントスピーカー:KEF R5 Meta ●センタースピーカー:KEF R2 Meta ●リアスピーカー:イクリプス TD508MK4 ●フロントハイトスピーカー:イクリプス TD307MK3 ●リアハイトスピーカー:イクリプス TD307MK3 ●サブウーファー:KEF KF92 Subwoofer ●スマート電球:Philips Hue ●ソファ:ligne roset ROSETTogo ●AV ラック:ハミレックス FG-635 ●プロジェクター天吊り金具:JVC EF-HT13
INSTALL SHOP
ダイナミックスカスタマイズ
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TEL:096-383-6109
営業時間:9:00 – 18:00
定休日:水曜日
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ARCHITECT
スペースデザインベース熊本
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