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レビュー

  • EPSON/POPIN/SONY 個性派プロジェクター大集合!
    Part2 インテリアモデル
    ライフスタイルに自然に溶け込む!

    VGP 取材・執筆 / 折原一也
    2019年11月27日更新

    • VGP審査員
      折原一也

インテリアに馴染むデザインでスマートに

これまでのホームシアター用のプロジェクターは、よくも悪くもプロジェクターならではの〝機器臭さ〞を感じさせるモデルが主流でした。しかし最近では、ライフスタイルに馴染む、インテリア性を重視したプロジェクターが数多く登場しています。Part2「インテリアモデル」では、今までのプロジェクターにはなかったデザインを纏ったアイテムを厳選してレビューします。
生活シーンに違和感を与えることなく、使いたい時だけスマートにプロジェクターの大画面を楽しむことができるのが「インテリアモデル」の最大のメリット。ピッタリな一台が見つかるはずです!

  • リビングなどに置いても、生活空間に馴染むシンプルで高級感のあるデザインを施した、従来のプロジェクターの概念をいい意味で覆してくれるプロジェクターが登場します!

EPSON「EF-100」~かつてない小型化とデザインを実現した意欲作

  • EPSON
    EF-100
    ¥OPEN(実勢価格¥97,000前後)

国内プロジェクターブランドの雄であるエプソンが、新たなコンセプトを打ち出した意欲作の「EF-100」。シンプルかつミニマムなボディには、表面にシボ加工を施し、ホワイトならシルバー、ブラックならゴールドのヘアラインが入るなど、黒物然としたメカメカしさが全くありません。角はラウンド形状でスクエアなボディに。モダンさがあり、リビングなどに置いても馴染むデザインを施しました。

  • 置いてすぐに大画面が楽しめる、そのコンセプトの基に登場したEF-100は、自動タテ台形補正の効きがよく、また手動での台形補正も調整幅が広いです。デザインだけでなく、設置性にも富んでいる点も魅力です。

エプソンならではの3LCDデバイスを採用。さらにレーザー光源を搭載することで、エプソンらしい明るく色鮮やかな映像を投写できます。ここまでのコンパクト化は未だかつてなく、3LCDデバイスから光学エンジンまで新設計、さらに新規のパーツも使用するなど、高い開発力が注ぎ込まれています。

  • 弊社視聴室の照明をつけてEF-100からの映像を壁に投写してみましたが、高性能なレーザー光源によるものか、他のモデルでは味わえないほどの明るい映像を映してくれました。メニュー画面の文字もはっきりと視認できるレベルです。

クオリティチェック~3LCDらしい明るく純度の高い色再現性

モバイルタイプとの比較ではもちろん、他のホームシアター用プロジェクターと比較しても、EF-100は別次元といえるほどに明るく高画質です。ライトを付けたままでも十分クリアな映像を投写します。表示解像度はWXGAですが、そこは全く気になりません。映画を観てみると、3LCDならではの抜けのよい、透明感があって純度の高い色再現性が素晴らしく、100インチの壁投写とは思えない映像です。

POPIN「popIn Aladdin」~シーリングライトにプロジェクターを世界初内蔵!

  • POPIN
    popIn Aladdin
    (PA18U02VN)
    ¥73,889(税抜)

天井に取り付けるシーリングライトにプロジェクターを内蔵させるという世界初のモデルで、巷でも話題になっている「popIn Aladdin(ポップイン・アラジン)」。工事なしで簡単に取り付けができ、シーリングライトなのでインテリアにマッチすることは間違いない。ズーム機能を搭載していないため壁からの距離を取るほどインチサイズを大きくできます。台形補正や投写角度の調整も可能です。多彩なアプリが内蔵されており、ストリーミング動画配信も楽しめます。

  • YouTube、AbemaTVなどのストリーミング動画配信サービス、Spotifyなどのアプリがプリインストールされています。専用コントロールアプリを使えば、スマホなどモバイル端末に入っている写真を投写できる「フォトメモリーズ」も活用できます。

クオリティチェック~色乗りが濃くメリハリのある再現

約80~90インチの距離、暗室で視聴しましたが、シーリングライトに内蔵されているプロジェクターとは思えないほど、十分な明るさと精細感を持ち、くっきりとした表現です。色乗りは濃い印象で、それがまたはっきりとしたメリハリのある映像の再現に繋がっているようです。ハーマンカードンのスピーカーは、音像が上に行ってしまうものの、広がり感のあるサウンドが印象的です。

SONY「Xperia Touch」~タッチ操作ができる近未来的なモデル

  • SONY
    Xperia Touch
    (G1109)
    ¥OPEN(実勢価格¥149,880前後)

「Xperia Touch」は、柔らかなゴールドカラーに、ボタンと突起部分を最小限に抑えたシンプルなボディとすることで、ライフスタイルに溶け込むデザインを実現したモデル。100インチなどの大型サイズの投写はできませんが、壁だけでなく机に映像を投写可能です。さらに投写された映像をタッチして操作するという、とても近未来的な使用感。Xperiaなので、Android OSで自由にアプリを取得し、タブレットのような使い方ができるモデルです。

  • 暗室で白い机に映像を投写しましたが、暗室だと明るすぎるくらい輝度が高いです。タブレットをタッチ操作している感覚でプロジェクターのコントロールが可能。ストリーミング動画サービスのアプリを使えば、いつもの机がモニターに早変わりします。

クオリティチェック~明暗の表現が巧みで奥行き感も

最大で80インチまで投写ができるモデルですが、27インチのPCディスプレイほどのサイズを机に投写して視聴を行ってみました。机にディスプレイがくっついているような感覚が珍しいですが、映像は色鮮やかな印象で、明暗の描き方も上手いです。映画だけでなくライブなど、ビデオ素材も視聴しましたが、机の上に映像が浮かび上がってくるようで奥行き感もあります。

まさに個性派揃いのジャンル!

エプソンの「EF-100」は、同社の3LCDデバイスを用いながらも、リビングなどの生活空間に置いても馴染むデザインを追求しています。小型化はもちろんですが、まるで家具のひとつのようにプロジェクターを楽しめる生活を叶えてくれます。
圧倒的なインテリアマッチを実現しているのは、「popIn Aladdin」です。シーリングライトであるため、生活空間に馴染むのは当然ですが、そこにプロジェクターを内蔵させるというアイデアは、誰も真似のできないものです。
大画面で映像を楽しむコンセプトから少し外れてしまいますが、デザイン性だけでなく、近未来的な操作性に注目してほしいのが「XperiaTouch」。リモコンもアプリもいらない、投写されている映像にタッチするだけで操作ができる快適さを、ぜひ一度ご体感ください。

  • エプソンの「EF-100」は、壁だけでなく天井にも投写することができるモデル。インテリアにマッチするデザイン性に加え、プロジェクターの楽しみ方を広げてくれる設置性の高さを持つなど、オリジナリティの高いプロジェクターです。

SPEC

EPSON 「EF-100」
● 投写方式:3LCD方式 ● 投写デバイス:0.59型ワイドポリシリコンTFT液晶パネル ●表示解像度:1280×800 ●レンズ:1.35倍デジタルズーム ● 投写サイズ:30型~150型 ● 光源:レーザーダイオード● 投写方式:3LCD方式 ● 明るさ:2,000lm ● 騒音:26dB(最小)
●内蔵スピーカー出力:5W ●対応Bluetoothコーデック:aptX、SBC ● 主な入出力端子:HDMI入力×1、USB-A入力×1、ヘッドホン出力×1 ● 消費電力( 待機時):178W(0.4W) ●外形寸法:210W×88H×227Dmm ●質量:約2.7kg

POPIN 「popIn Aladdin(PA18U02VN)」
●投写方式:DLP方式 ●投写デバイス:0.45型DMD ●表示解像度:1280×800 ●投写サイズ:40型~120型 ●光源:LED ●明るさ:700lm ●騒音:35dB以下 ●内蔵スピーカー出力:5W+5W●消費電力(待機時):115W(非公表) ●外形寸法:476W×169H×476Dmm ●質量:4.9kg

SONY 「Xperia Touch(G1109)」
●投写方式:3LCD方式 ●投写デバイス:0.37型 SXRD ●表示解像度:1366×768 ●レンズ: 裏面照射積層型CMOSイメージセンサー Exmor RS for mobile ●投写サイズ:約23型~80型 ●光源:レーザーダイオード ●明るさ:100lm ●主な入出力端子:HDMI入力×1、USB-C×1、microSD×1 ●外形寸法:約69W×134H×143Dmm ●質量:約932g