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  • 連載 伊尾喜大祐のシン・イオキネマの夜明け
    第1回「劇場の興奮を家で味わいたい!」

    取材・執筆 / 伊尾喜大祐
    2021年3月10日更新

ホームシアターの総合誌「ホームシアターファイルPLUS」でも執筆されている伊尾喜大祐さんが、夢の映画館「シン・イオキネマ」づくりを決意! 本連載では、映画館づくりを決意したきっかけから完成するまでの模様を完全密着ドキュメントでお送りします。どのタイミングでどんなことが進行するのか? 映画館づくりにどんな想いがあったのか? 読んだらホームシアターを作りたくなること間違いなし!

イオキネマの原点はスター・ウォーズ

1978年のある夏の日。今や遅しと公開を待ちわびた映画『スター・ウォーズ(以下、SW)』を、小学生だった僕は遂に目撃。映画冒頭の壮絶に巨大なスター・デストロイヤー!重低音を唸らせるライトセーバー!轟音あげて飛び交うミレニアム・ファルコン、Xウィング、TIEファイター!今はなきテアトル東京の大スクリーンに展開する映像と立体音響のスペクタクルに、僕はもう唖然、呆然、陶然・・・そして劇場を出るなり、当たり前のようにこう思ったのです。「どうしたらこの興奮を家で味わえるだろう?」

僕が過ごした80年代は、各社からオーディオビジュアル商品が続々と市場に投入された幸せな時代でした。とりわけ83年、まだレンタルビデオさえなかった時代に、レーザーディスク(以下、LD)のキラーコンテンツとして『SW』が発売されたのは衝撃でした。中学生の自分にはプレーヤーもソフトも手が届きませんでしたが、代わりに叔父がLDからダビングしてくれたベータのビデオテープで、擦りきれるほどに『SW』をしゃぶり尽くすことができました。

とはいえ家の20インチのブラウン管テレビでは、劇場の迫力など望むべくもありません。ヒントを求めて様々なAV雑誌を食い入るように読み込む。お金もないのに秋葉原の専門店に通う。テレビ画面を30インチ大に拡大するレンズや、小型テレビを光源とする組み立てプロジェクターにも挑戦。家のアンプに格安スピーカーをマトリックス結線したサラウンド再生も楽しい思い出です。遂にはLDソフトの制作会社であるパイオニアLDC(現・NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)に就職し、99年には独りでDVDソフトの制作事業まで始めてしまいました。

思えば『SW』こそ僕のオーディオビジュアル人生の原点であり、原動力であったのです。 >第2回へつづく

  • 今の家では、DIYを駆使してホームシアターを構築してきました。新しい家で、最高のイオキネマを作り上げたい!
  • DVD/ブルーレイプロデューサーという職業柄、イオキネマには大量のDVDやブルーレイが! 一部は部屋の押入れに収納してありますが、部屋以外にもまだまだ大量にあるそうです。
  • 『スター·ウォーズ』シリーズのレーザーディスクなどの思い入れが深い作品は、システム収納ラックの上にディスプレイしています。
  • もちろん、伊尾喜さんが制作に関わった近作、『SP 野望篇/革命篇』や『ダンスウィズミー』、『今夜、ロマンス劇場で』などもディスプレイ。

イオキネマホームシアター概要

ROOM DATA
●住宅形態:戸建/築50年超 ●家族構成:夫婦+子ども2人 ●ホームシアターの広さ:約8.5畳 ●画面サイズ:105インチ(16:9)、100インチ(シネスコ)、55インチ(テレビ)

SYSTEM LIST
●プロジェクター:ソニー VPL-VW500ES ●スクリーン:シアターハウス BXR2337CHM ●有機ELテレビ:LG Electronics OLED 55B7P ●Ultra HDブルーレイプレーヤー:パナソニック DP-UB9000 ●Ultra HDブルーレイプレーヤー:OPPO Digital UDP-203 ●Ultra HDブルーレイレコーダー:パナソニック DMR-UBZ1 ●AVアンプ:ヤマハ RX-A3070 ●フロントスピーカー:BOSE AM-15(W) ●センタースピーカー:BOSE AM-15(W) ●サラウンドスピーカー:BOSE AM-10 ●サラウンドバックスピーカー:BOSE AM-10 ●トップミドルスピーカー:BOSE AM-15(W) ●サブウーファー:BOSE AM-15(W)

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