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レビュー

  • いまこそテレビでホームシアターを!
    サウンドバー特集 2021 AUTUMN PART3
    10万円以上(ハイグレードクラス)

    取材・執筆 / 高橋 敦
    2021年11月3日更新

    • VGP審査員
      高橋 敦

立体音響対応や音質を追求したモデルが揃う

「サウンドバー特集2021 AUTUMN」のPART3では「10万円以上」のハイグレードモデル3機種の比較レビューをお届け。ハイグレードモデルでは、音質にこだわり抜いたアイテムや、上向きのスピーカーが内蔵されていて、ドルビーアトモスなどの立体音響に対応しているアイテムが中心となります。音を壁や天井に反射させるサウンドビーム技術と独自の音響処理によるバーチャル技術を組み合わせたハイブリッドなサラウンド技術を搭載する、先進的なサウンドバーもあります。

機能性にも個性がでるハイグレードクラス、ぜひ自宅の環境に合わせてお選びください。

  • 水平方向だけでなく、上下方向の音も再現できる「ドルビーアトモス」や「DTS:X」といった新しいサラウンドフォーマットに対応したサウンドバーも数多く登場しています。こういったモデルは、リスナーを取り囲むような音場をつくり出し、音の移動感を立体的に再現できるメリットがあります。この2021年下半期は、高価格帯はもちろん、お求めやすい価格帯にも対応モデルが増えてきています。
  • 音元出版の試聴室にサウンドバー10機種を持ち込み、横並びで試聴をおこないました。ちなみにテレビには東芝の4K液晶テレビ「Z670K」、プレーヤーにはパイオニア「UDPLX800」を組み合わせてテストをおこなっています。
  • 映画は『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』と『ボヘミアン・ラプソディ』(ともにUltra HDブルーレイ)を、アニメは『シン・エヴァンゲリオン劇場版:II』(Amazonプライム・ビデオ)をチェック。そのほかスピーカーの素性を確認するために、Bluetooth接続での音楽再生で音質も検証しました。

SONOS「Arc」〜魅力的なサウンドと拡張性を持つ

  • SONOS
    「Arc」
    ¥119,680(税込)

音楽リスニング環境に革新をもたらしたオーディオブランドSONOS初のドルビーアトモス対応サウンドバー。SONOS製品をまとめて操作・管理できるアプリ、製品を組み合わせてひとつのシステムとして扱える仕組みなどにはもちろん本機も対応。別売りのワイヤレススピーカーとサブウーファーを組み合わせることで、5.1chのサラウンドシステムを構築することが可能。11基のドライバーと室内環境にあわせて音質を調整する技術「Trueplay」のコンビネーションによる滑らかで音楽的なサウンドも魅力です。

  • 「SC-HTB900」の音質傾向
  • Wi-Fi ○
    Bluetooth ○
    HDMI(eARC/ARC) ○
    ドルビーアトモス ○
    DTS:X -
    アプリ ○

SONY「HT-A7000」〜高さの表現に長けた注目株

  • SONY
    「HT-A7000」
    ¥OPEN(実勢価格15.4万円前後)

音を天井に反射させる上向きのイネーブルドスピーカー2基、左右の壁に反射させるビームトゥイーター2基、フルレンジ5基とウーファー2基、そして音響処理によるバーチャルサラウンド技術をフル投入して組み合わせ、イマーシブサウンドの魅力を堪能できるサウンドバーとして完成されたソニーの新ハイエンド。他の機能面もほぼ全部入りレベルです。発売後のアップデートでAmazonMusic HD、そこで提供される360 Reality Audioコンテンツにも対応しました。特に高さ方向の空間表現はハイエンドサウンドバーの中でも飛び抜けて優秀。イマーシブ重視の方に強く推薦!

  • 「HT-A7000」の音質傾向
  • Wi-Fi ○
    Bluetooth ○
    HDMI(eARC/ARC) ○
    ドルビーアトモス ○
    DTS:X ○
    アプリ ○

SENNHEISER「AMBEO Soundbar」〜調和のとれた規格外の空間描写

  • SENNHEISER
    「AMBEO Soundbar」
    ¥OPEN(実勢価格35.7万円前後)

立体音響の制作環境から再生環境までをカバーする「AMBEO」プロジェクトから生み出されたサウンドバー。技術詳細は明らかにされていませんが、ビームフォーミングと仮想音響処理を複雑に組み合わせ、13 基のドライバーユニットを緻密に制御することで、圧巻のイマーシブサウンドを実現しています。Chromecast経由での360 Reality Audio再生にも対応。アプリでのサウンドカスタマイズも使いやすいです。細かな音まで届けつつ情報量ばかりを目立たせたりはしない、調和のとれた空間描写はサウンドバーの枠を超えて絶品!

  • 「AMBEO Soundbar」の音質傾向
  • Wi-Fi ○
    Bluetooth ○
    HDMI(eARC/ARC) ○
    ドルビーアトモス ○
    DTS:X ○
    アプリ ○

高橋敦のベストバイは?

PART3「10万円以上」では、上向きスピーカーやバーチャル技術を活用したイマーシブサウンドへの対応のほか、別売りアイテムとの連携や360 Reality Audioへの対応など優れた機能性を持つ3モデルをレビューしました。

10万円超ではゼンハイザー「AMBEO Soundbar」のサウンドは圧巻ものですが、価格とサイズを考慮するなら、それに迫るサウンドとその半額未満の価格を両立させているソニー「HT-A7000」がおすすめです。

SPEC

SONOS「Arc
●総合出力:255W(サウンドバー)、250W(サブウーファー) ●スピーカー構成:3.1ch● 接続端子:HDMI出力×1、HDMI入力×2、光デジタル音声×1、LAN×1 ● 外形寸法:1050W×78H×129Dmm(サウンドバー)、180W×408H×306Dmm(サブウーファー) ●重量:約6.0 kg(サウンドバー)、約5.4kg(サブウーファー)

SONY「HT-A7000
●総合出力:500W ●スピーカー構成:7.1.2ch ●接続端子:HDMI出力×1、HDMI入力×2、光デジタル音声入力×1、ステレオミニ×1、サブウーファー出力×1、LAN×1、USB×1 ●外形寸法:1300W×80H×142Dmm ●重量:8.7kg

SENNHEISER「AMBEO Soundbar
●総合出力:500W ●スピーカー構成:5.1.4ch ●接続端子:HDMI出力×1、HDMI入力×3、光デジタル音声入力×1、RCAステレオ×1、サブウーファー出力×1、LAN×1、USB×1 ●外形寸法:約1265W×135H×171Dmm ●重量:約18.5kg

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