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実例

  • 専用室シアターCASE25
    空間を巧みに活かしたビルトイン・シアター
    90インチスクリーンと5chの埋込スピーカーを採用

    取材・執筆 / 井田有一(ホームシアターファイルPLUS編集部)
    2022年5月18日更新

間取りを工夫して機能的な空間を

「もともと映画を観るのが好きですし、ゲームやサッカー観戦、海外ドラマも大画面で楽しみたかったので、リラックスできるホームシアターがほしかったんです。家族と一緒ならリビングの方がいいですが、思い思いに好きなコンテンツを楽しむなら、専用ルームの方がいいと考えて、間取りを工夫しました」と、オーナーの高橋さんは当時を振り返ります。

  • ゲーマーらしく椅子はゲーミングチェアを使います。その側面にソフトラックがあるだけと、室内は機能的にまとまっています。
  • エアコンの風がスクリーンに当たると、画面が揺れてしまいます。そんな影響を回避するには、スクリーンと同じ壁面にエアコンが必要となります。それでは大画面が作れないため天井ビルトインタイプを選び、風は視聴位置に向くように調整しています。

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機器の存在感を薄めてスマートに

完成した部屋を見ると、白基調のリビングとは対象的なダークトーンの空間。90インチを導入した本格スクリーンシアターです。取材前に6畳間と伺っていましたが、そうは感じさせない開放感すら覚える部屋に取材班が驚いた顔をすると、「5chあるスピーカーはすべて埋め込むことで、できるだけ床面が見えるように工夫しています」と、インストールを担当したクァンタムの土屋氏が教えてくれました。

さらに、AVボードの造作も土屋氏が提案し、機器の存在感を薄めたことでここまでスマートな空間に仕上ったのです。「仕事のストレスから解放されるのが自分でもよくわかるくらい、ホームシアターで癒やされています(笑)」と、思い描いていた以上にシアターライフをエンジョイしているとのこと。個室だから時間を選ばず使える、そんなメリットも感じているそうです。シアターをヘビロテで使う人なら、やっぱり専用室が一番!

  • スクリーンは投写距離を確保するために、できるだけ壁に寄せた設置にしています。
  • スクリーンで観るための部屋なので、テレビは置かずスクリーン裏は採光用の窓があるだけです。
  • プロジェクターはエプソンの4Kモデル「EH-TW8400W」を選んでいます。HDMIケーブルを通さず、ワイヤレス接続としたのは様々な機器を追加で接続する可能性を考慮した結果。AVアンプも新築時に一緒に造作したAVボードに格納しています。
  • リビングの様子。窓を開ければウッドデッキと繋がる開放的な空間です。お子様達はここで勉強をするなど、普段は家族みんながLDKに集まっています。
  • 高橋さんのお気に入りは『BONESシリーズ』。好きな作品は何度も観るため、パッケージを集める派!

高橋さんのシアターが美しい秘密 〜空間を広く使うアイデア満載〜

高橋邸シアターの広さは約3m×3.5mの正方形に近い6畳間。そのため、大型のスピーカーなどを床置きすると、物理的に狭くなってしまうし、何より音が近すぎてしまいます。そこで土屋氏は5chすべてのスピーカーを埋め込むことでスッキリとしたシアター空間を提案。見た目だけでなく、トゥイーター部が可変する埋め込みスピーカーSpeakerCraft「Profile AIM7 Three」を使うことで音の定位を整え、椅子に座ったときに最適なサウンドになるように調整しています。見えないところにもこだわりがたくさんあります。

  • インストールを手がけたホームシアター茨城クァンタム土屋和之氏。

写真/広井一成

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広井邸ホームシアター概要

ROOM DATA
●住宅形態:戸建/新築 ●家族構成:ご夫婦+子ども4人 ●部屋の広さ:約6畳 ●画面サイズ:90インチ ●サラウンド:5.1ch ●インストール内容:機器設置、システムプランニング、造作家具アドバイス ほか

SYSTEM LIST
●プロジェクター:エプソン EH-TW8400W ●スクリーン:オーエス EP-090HM-MRK1 ●ゲーム機:ソニー PlayStation 4 ●AVアンプ:ソニー STR-DN1080 ●フロントスピーカー:SpeakerCraft Profile AIM7 Three ●センタースピーカー:SpeakerCraft Profile AIM7 Three ●リアスピーカー:SpeakerCraft Profile AIM7 Three ●サブウーファー:パイオニア S-52W

INSTALL SHOP
ホームシアター茨城 クァンタム
〒302-0128
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営業時間:11:00 〜 20:00
定休日:水曜日、第2 木曜日
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